さて、今回は、来るべき5G時代の動画マーケティングの重要性について。
2020年に実用化がスタートしようとしている新たな通信規格「5G」。
その特徴は、「超高速・大容量」、「低遅延」、「多数同時接続」の3つです。
まず、4Gと比べて通信速度が10倍から100倍になると言われています。
現状の4G通信では、2時間程度の映画をスマートフォンにダウンロードするのに数分かかっているのが、たった1秒で済むようになります。
また、低遅延や従来の100倍以上の同時接続数を実現できると見込まれています。
さらに、スマートフォンではバッテリーへの負荷が今までより軽減され、通信コストも低くなります。
そのため、2019年までと比較して格段に動画を視聴できる環境が良くなるのです。
その結果、今以上に多くの方が動画を視聴する機会が増えると予想されています。
ですから多くの企業は、動画を使ったマーケティングやサービスに注力する準備を始めています。
例えば、「ビデオリリース」という形態の動画制作・配信サービスである「NewsTV」が既に2015年から開始されています。
これは、企業の新製品や新サービス等のニュースリリースを60~90秒ほどの動画にして配信するものです。
また、動画アプリを使った紳士服のオーダーアプリなども登場しています。
現在、ネット広告の市場約1.8兆円のうち、動画広告市場は1,800億円でシェアは10%ですが、この比率はもっと上がるでしょう。
もう1つ注目すべき点は、YouTube。
YouTubeはGoogle傘下であり、SEOにも強い影響を及ぼすことがわかっています。
今後、YouTube動画とテキストを組み合わせたページが検索順位で上位を獲得すると考えられています。
他でも、TikTokやInstagramのストーリーズのような動画がさらに発展することも予想できます。
そんな中、医薬品マーケティング、中でもDTCマーケティングは広告の観点でもSEOの観点でも、動画がとても大切になってくると考えられます。
現時点でも疾患啓発サイトなどでは、動画が活用されているケースがありますが、今以上にその重要性は高まるのではないでしょうか?
このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。