さて、今回のテーマは、「アドブロック」です。
アドブロックとは、「Ad」を「Block」すること。
つまり、ウェブサイトのディスプレイ広告などを表示しなくするサービスのことです。
ウェブサイト上では、自分が期待しない広告が出てくると、うっとおしいですね。
そんな場合に、広告が表示されないような各ブラウザーの拡張機能があります。
また、スマートフォン向けのアプリもあります。
例えば、アップルはiPhoneユーザー向けに、広告を含め指定したコンテンツをブロックできる機能を、iOS向けブラウザーの「Safari」に搭載しています。
ユーザーは、アプリをインストールした後にブロック機能を「有効」にすれば、広告など不要な情報の表示をブロックできるのです。
これはユーザーにとっては便利な機能ですが、
広告主にとってはやっかいです。
届けたいターゲット層に届けたいメッセージがあっても、
アドブロックが働いていると届けられなくなるのです。
しかし、逆に言えば、見てもらえる広告、ユーザーが見たいと思うコンテンツを作って配信できれば、競争を優位に進めることができるようになるのです。
ただ、アドブロックは、まだ国内ではそれほど普及していないらしく、
10%程度と言われています。
これは認知度が十分でなかったり、設定などが面倒なのかもしれません。
まだ医薬品マーケティングや疾患啓発広告ではアドブロックの影響はないと思いますが、こうしたサービスや機能があることを知っておくことは大切だと思います。
ユーザーが見たいと思うコンテンツを作って、配信することがますます重要ですね。
このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。