「医薬品マーケティング ~企業活動の理論と実践~」 佐賀 國一
医薬に関する書籍レビューで、取り上げる第1弾は、私が医薬品マーケティングを初めて学んだ書籍『医薬品マーケティング ~企業活動の理論と実践~』です。 本書は、私の知る限りわが国ではじめて医薬品マーケティングを体系的に取りまとめた書籍であり、医薬品マーケティング活動の全体像のあり方を学ばせていただきました。 特に、“医薬品による革新的医療技術の創造と普及”の観点から示された「新医薬品の普及モデル」や、 […]
医薬に関する書籍レビューで、取り上げる第1弾は、私が医薬品マーケティングを初めて学んだ書籍『医薬品マーケティング ~企業活動の理論と実践~』です。 本書は、私の知る限りわが国ではじめて医薬品マーケティングを体系的に取りまとめた書籍であり、医薬品マーケティング活動の全体像のあり方を学ばせていただきました。 特に、“医薬品による革新的医療技術の創造と普及”の観点から示された「新医薬品の普及モデル」や、 […]
さて、今回紹介させて頂く書籍は、前職時代の同僚で、最近、仕事上でもまたお付き合いをさせていただくことになった古川隆氏の処女作「DTCマーケティング」です。 「DTC」自体、その言葉は、医薬品業界に普及して数年経過しましたが、米国発の「DTC広告」に過度に注目が集まっていた中で、DTC全体の定義や枠組みの共通理解が十分であったとはいえない状況でした。そんな中で、初めて「DTC」に関して、定義や明確な […]
今回紹介させて頂く書籍は「DTCマーケティング」の著者、古川隆氏の第2作目「実践 医薬品マーケティング・コミュニケーション」です。 私自身も製薬企業に8年、その後14年「ヘルスケア・コミュニケーションズ」(医薬広告企業)業界に身をおいていますが、ご本人から本書が2006年の7月頃をめどに上梓されると聞いていたので、業界人の一人として、発刊を非常に楽しみにしていました。 率直な感想としては、医薬品マ […]
今回は、MR-NETを主催されている池上文尋氏の第2作「MR活動が10倍効率化されるIT活用法」です。 本書は、医薬品マーケティングにとって最も重要なコミュニケーションミックスの一つであるMR活動を効率化するための具体的なノウハウが満載の書籍です。 本書の視点は、「組織」ではなく「MR個人」にフォーカスされており、難しい理論ではなく池上氏のこれまで実践経験に基づき、メルマガ、ブログ、SNSなどをM […]
本書は、医薬品マーケティングを、過去から現在、そして未来といった時間軸、そして医薬品マーケティングを取り巻く環境の変化に加え、マーケティング部門、 営業部門などの製薬企業内の組織のあり方、更には医療業界の展望など幅広い観点から俯瞰し、提言を記した最新の医薬品マーケティングに関する書籍です。 著者は、本書タイトルになっている 「ハイブリッドマーケティング」の考え方を「旧来の優れた点は大切にし、それを […]
本書は、薬事法や医療法などの医療環境の変化、製薬企業のグローバル化など業界環境の変化の中で、「薬物治療のパートナー」として社会や医師から求められるMR像、MRの果たすべき役割について、包括的かつ体系的にまとめられた書籍です。随所に実例も記載されているので、MRのみなさんにとっても具体的なイメージがわきやすいと思います。 また、中浜医院の中浜力先生ほか、仕事を通じて存じ上げている先生方が登場したり、 […]
本書は、業界では稀有な15,000部超えの書籍『制度知識で他社MRに差をつける33のQ&A』の著者で、コンサナリスト「川越 満」氏の最新作です。 本書は、変化の真っ只中にある社会、医薬品業界、医療制度、医療機関の経営、患者の意識、ITといった周辺環境の中で、MRが業界内で、自らの存在価値を示すためにどのような視点で行動すべきかを「7つの眼」で提言したものです。 MRの教育は、ともすれば学術 […]
本書は、学会発表や論文投稿経験の豊富な専門医による若手医師のための書籍で、「経験の浅い若手医師が、如何に良い学会発表を行うか?」に対する具体的な方法論が実例を交えて記されています。 私自身は、医師ではないのでその立場で読むことはできませんが、自分のビジネスの視点で見れば、PubMedを使った文献検索の方法、スライド作りのコツ、Power Pointのピットフォール、文献データベースの構築などの説明 […]
医薬品マーケティングの大御所ミッキー・スミス博士による40年間の集大成がこの書籍です。本書は、DMC社代表である植田南人氏ほか「医薬品マーケティング研究会」の方々により翻訳されました。ボリュームがあるとともにおそらく英語も難解で、訳出にはご苦労も多かったのではないでしょうか。まずは、翻訳に携わられた皆様に敬意を表します。 本書がカバーする範囲は、医薬品業界を取り巻く「環境」に始まり、マーケティング […]
本書は、大正製薬の事実上の創業者、上原正吉氏が、たった6名の小さな個人商店的な会社であった「大正製薬所」に入社した大正5年から昭和30年代まで、上原氏が時代やその当時の環境や状況、自分の置かれた立場の中で、大正製薬の経営をどのように考え、そしてどのような意思決定、行動をとり、今日の大正製薬の基礎を築いてきたかを克明に記しています。 日本一の高額納税者、政治家、辣腕経営者、大正製薬のドンとして高名な […]