さて、今回のテーマは、「コンテンツマグネット」
まだあまり知られていない言葉ですが、
SEOコンサルタントの鈴木将司氏が提唱する考え方です。
今回と次回では、コンテンツマグネットの医薬品マーケティングへの
展開の可能性を考えてみたいと思います。
今回は、まず、「コンテンツマグネット」とは何かご紹介します。
現在では、様々な業界でコンテンツマーケティングが普及しています。
その結果
・コンテンツレベルの他社との競争の激化
・ユーザーが求めるコンテンツニーズのレベルアップ
・コンテンツ作成のコストアップ
などの問題に直面しています。
そんな中で、自社メディア(オウンドメディア)のコンテンツを、スピーディかつ低コストで強化する手法が、「コンテンツマグネット」です。
コンテンツマグネットとは、自然にコンテンツが集積して
ウェブサイトのコンテンツ量が増える仕組みです。
コンテンツマグネットが機能するためには、
ユーザーがコンテンツを投稿する仕組みを持つことです。
そんなコンテンツマグネットを持つ例としては、
・アマゾンのレビュー
・食べログ
・@コスメ
などの「口コミ」が有名です。
また、医薬品の場合は、メドピアが有名です。
他では、「Naverまとめ」などのキュレーションサイトもそうですし、
・Facebook
・Twitter
・Youtube
・Instagram
・アメーバブログ
などのSNSは、プラットフォームを無料で提供することで、
コンテンツが集まる仕組みを築いています。
コンテンツマグネットを構成するプレイヤーは、
・コンテンツマグネットの運営者
・情報発信者
・情報閲覧者
に分かれます。
もちろん、情報発信者は情報閲覧者でもありますし、逆もあります。
コンテンツマグネットが機能するためには、
この3つのプレイヤーの全てにメリットがある仕組みが必要です。
さて、医薬品業界では、医薬品が「情報の塊」であることから、これまでも医師向けのコンテンツ制作には、紙、ウェブなど媒体に種類に限らず多大なコストを払って情報提供をしてきました。
一方、規制や業界ルールが多く情報の発信では、細心の注意が必要です。
そのため、ユーザーである医師や患者さんからの情報であっても
そのまま公開するには制約条件が多く、難しいのが現状です。
それでは、医薬品企業がコンテンツマグネットを運営できる可能性は無いのでしょうか?
次回は、その点について考えてみます。
このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。