DTCのコンテンツマーケティングでウェブ品質を評価!

今回は、SEOの観点で考える自社サイトの品質評価について解説します。

ウェブの品質重視になった今、
「どうやって自社のサイトや競合のサイトの品質を図るのか?」ということは、
SEOの実務では大切なことです。

昨年までGoogleは、「ページランク」というウェブサイトの品質指標を
公開していましたので、品質を容易に把握することができました。
しかし、今は「ページランク」が非公開になったので、
他の手段で品質を把握しなければならないようになったのです。

そんな手段を公開しているのが「Majestic」社です。

同社は、世界中のウェブマーケターや、
SEOのプロが使う「マジェスティックSEO」という解析するソフトを提供しています。

同社はGoogleとは関係なく、独自の評価基準に基づいてウェブの品質調査を行って、それを公開しています。
そして、幸いなことにその数値は、Googleのページランクと高い相関性があるのです。

だから、「マジェスティックSEO」での評価は、
Googleの評価ではないにしても、近い数値で算定されるのです。
このソフトは、利用制限はありますが、
登録さえすれば無料で使える範囲もあります。
試しに自社の疾患啓発サイトや、
ブランドサイトなどをチェックしてみてはどうでしょうか?

https://ja.majestic.com

マジェスティックSEOで指標として使われるのが、
「サイテーションフロー」と「トラストフロー」です。

サイテーションフローは「量」の指標です。
医学雑誌の「サイテーション」と同じ考え方で、
「参照の多さ」つまり、
たくさんのウェブサイトからリンクを張ってもらっていれば高くなります。

トラストフローは「質」の指標です。
数があればよいのではなく、
質が高い被リンク元からリンクを張ってもらえば、数値は高まります。
また、質が高いサイトに発リンク、つまり、自社のウェブサイトから他のウェブサイトに
リンクを貼ってもトラストフローを高めることが可能です。

今回のポイントは、
1.Googleのページランクが非公開になった今でも、信頼性の高い第3者のソフトを
利用して、自社や他社のウェブサイトの品質を評価できる
2.サイテーションフローは「量」の指標である
3.トラストフローは「質」の指標である

実は、製薬企業はある理由でこれらの数値を比較的簡単に高めることが可能なのです。
つまり、疾患啓発のDTCマーケティングでは有利な立場にあるのです。
次回は、その理由と方法についてご紹介します。

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。