昨年来、医薬品のDTCマーケティングにおけるコンテンツマーケティングをシリーズで取り上げてきました。
最近、DTCマーケティングにも、医療者向けの医学・薬学系コンテンツを考える際にも役立つ情報を見つけましたので、シェアさせていただきます。
https://www.hallaminternet.com/2014/b2b-content-marketing-10-best-examples/
残念ながら(?)、英語のコンテンツなので、少し説明させていだきます。
まず、こちらのPDFをご覧ください。
https://www.deepimpact.vc/pdf/20160105_ContentMarketingMatrix.pdf
これは「コンテンツマーケティングマトリクス」と呼ばれるものです。
マトリクスは、
横軸:
・Awareness 気づきのフェイズで、効くコンテンツの種類
・Purchase 購入のフェイズで、効くコンテンツの種類
縦軸:
・Emotional 感情に訴えかけるコンテンツの種類
・Rational 論理的・合理的な判断に訴えかけるコンテンツの種類
で、分類されます。
また、4つのマトリクスの隅にある表記は、
・ENTERTAIN 楽しんでもらって感情に訴えかけるコンテンツ
・INSPIRE 行動の促進につながるコンテンツ
・EDUCATE 啓発・知識提供のためのコンテンツ
・CONVINCE 最後の一押し、説得&納得につながるコンテンツ
を意味しています。
マトリクスの中には27個のコンテンツの種類がプロットされています。
1. バイラルコンテンツ
2. クイズ
3. 参加者間のコンペ(競争)コンテンツ
4. ゲーム
5. 製品関連動画
6. ウィジット
7. コミュニティ・フォーラム
8. 著名人のオススメ(*医薬品ならKOLによる監修記事など)
9. レビュー記事
10. 記事(※医薬品なら論文関連記事など)
11. EBOOK(お役立ちコンテンツのPDFのダウンロード)
12. ニュース(*医薬品なら、医療系ニュースや学会などの最新情報)
13. イベント
14. ランキング情報
15. インフォグラフィック
16. プレスリリース
17. ガイド
18. トレンドレポート
19. デモビデオ
20. レポート&ホワイトペーパー
21. インタラクティブデモ
22. 製品の特徴
23. ケーススタディ
24. チェックリスト
25. 計算機(何らかのシミュレーションなど)
26. ウェビナー
27. データシート&価格ガイド
です。
各コンテンツの種類の定義がわかりにくいものもありますが、概ね、どんなコンテンツか推測できますし、マトリクスで分類されているのがウレシイですね。
また、全てをDTCマーケティング、あるいは、医療者向けマーケティングに使えないかもしれませんが、自社のウェブサイトのどのコンテンツが強いか、不足しているかなどをチェックするのに大変有用だと思います。
当社でもコンテンツマーケティングを実践する際に大いに役立ちそうです。
是非、チェックリスト的に活用してはいかがでしょうか?