医薬品マーケティングに最適!コンテンツMKTGとは?-Part3

さて、今回は「コンテンツマーケティング」の3回目です。

コンテンツマーケティングとは、利益に結びつくように見込み客を購買行動に導くことが目的です。そのために明確に定められた見込み客を引き寄せ、獲得を目指し、価値の高い適切で一貫性のあるコンテンツを創造し、普及させるマーケティングの技法です。ブログ・フェイスブック・YouTubeなど、多数のウェブ上のプラットフォームを活用し、展開します。

コンテンツマーケティングは、医薬品マーケティングではDTCマーケティングの実践に大きな期待が持てると思いますが、今回はそのプロセスを取り上げます。

基本的なプロセスは、

1)コンテンツ戦略・企画
2)コンテンツ制作
3)発信、運用
4)リアクション(数字・意見)
5)分析

となります。

ここで最も重要なプロセスは、最初の「コンテンツ戦略・企画」の部分です。
そのポイントは

【ターゲット設定の明確化】
コンテンツマーケティングでは「どんな人に自社のコンテンツを見て欲しいか?」が最も重要です。その際、ターゲット設定に活用できるのは「ペルソナ」の作成です。単に、「●●病を心配する人」「●●値が高い潜在患者」ということではなく、より詳細なレベルまで掘り下げることが重要です。

ペルソナとは?
https://www.deepimpact.vc/n_1366.html

ペルソナを作成することで、続いて企画するコンテンツの方向性が明確になります。

【露出経路の設計】
コンテンツをどこに露出し、メディアとメディアでどう繋げていくかを企画することです。自社疾患啓発サイト・ブログ・フェイスブック・ツイッターなどがありますが、コンテンツが広く拡散できるよう設計することが重要です。もちろん、ペルソナがどのメディアに多いか、ウェブ上での行動は?なども考えなければなりません。

【高いクオリティのコンテンツ作成】
これは、内容のレベルが高いというだけでなく、

・疾患に関連した気づきをターゲット層に提供できる
・難しいことをわかりやく説明している
・ユーザーフレンドリーな画面や機能で見やすく設計されている

ことも大切です。さらに、

・コンテンツの追加・修正・変更がいつでも簡単にできるようにしている
・他の形態に加工しやすい(電子書籍化、動画化など)

なども必要です。

コンテンツマーケティングは、まず「コンテンツ戦略・企画」を練った後で、コンテンツ制作以降を実行に移すことになりますが、成果がでるまでにある程度の時間が必要です。そのために、コンテンツ配信の「継続」が重要です。

また、社会のトレンドやニュース、新発見などにより、自社と関連のある話題などが、にわかにウェブ上をにぎわすケースも珍しくありません。そのような時、コンテンツの追加や変更がすぐに実施できる「リアルタイム性」も意識しておくことが求められます。

医薬品マーケティングでは、従来から「良質なコンテンツ」を提供することは得意分野です。今までのコンテンツの蓄積や経験を活かして、効果的なコンテンツマーケティングを実行できるのではなないでしょうか。