ヒートマップで医薬品ウェブマーケティングを見える化!

さて、今回は、前回に引き続き「ヒートマップ分析」を取り上げます。

前回、ヒートマップ分析で、

1.ページ内のどのパーツがよく読まれているか?読まれていないか?
2.ページのどこまで読まれていて、どこで離脱してしまっているのか?
3.バナーやボタンなど、どこが多くクリックされたか?されなかったか?

が分析できることをお伝えしました。
また、ヒートマップが医療者向けウェブサイトや疾患啓発サイトでも応用できることをお伝えしました。

今回は、分析の方法についてもう少し詳しくご紹介します。

1.ページ内のどのパーツがよく読まれているか?読まれていないか?

ここでは、読んでほしい箇所なのに読まれていないパーツや思っている以上に読まれているパーツが発見できます。
読まれない原因には、

・その内容に興味がなくニーズとずれている
・図や表が無くわかりにくい
・文章が難解

などです。
読んで欲しいのに読んでもらえてない箇所は、原因を考えて対策する必要があります。

一方、思っている以上に読まれているパーツは、

・実はユーザーニーズにマッチしていた
・あまり知られていない内容だった

といったポジティブなケースと

・ニーズはあったが、文章が難解で読み直しなどで時間がかかった

というネガティブなケースが考えられます。

こちらも原因を探って修正することや目立たせるなどの対策が必要です。

2.ページのどこまで読まれていて、どこで離脱してしまっているのか?

ここでのチェックポイントは、離脱している人数が多いポイントの原因を考えて対策することです。

理由としては、

・離脱ポイントで内容に興味が無くなった
・画像や動画などの動きが遅くてストレスになった

などがあります。

この場合は、離脱ポイントのコンテンツの見直しやページ表示速度アップなどの対策が必要です。

また、離脱ポイントに「資料請求」や「メルマガ登録」など読者に行って欲しいアクションボタンを設置することも対策の1つです。

3.バナーやボタンなど、どこが多くクリックされたか?されなかったか?

ここではクリックして欲しい箇所、つまりリンクがあるボタンなどにクリックが多ければ問題ありません。
しかし、リンクが無いのにクリックされた箇所があれば問題です。

その理由としては

・リンク先があると思っている
・画像を拡大したい

などです。

リンク先を期待しているなら、実際にコンテンツを追加してリンクできるようにすることが解決策になります。
また、画像も重要なものなら、拡大できるようにすることも対策となります。

このようにヒートマップを使って分析することで、医療者向けウェブサイトや疾患啓発サイトのコンテンツ改善ができるのです。

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。