この数年、ブログや個人サイトなどの、CGM(Consumer Genereted Media=消費者が生成するメディア)が急激に増加しています。
医師他医療従事者の方々の中にも、ご自身のウエブサイトやブログで積極的に情報発信しておられるケースが増えているのが現状です。
こうした環境の中では、企業が望む望まないにかかわらず、影響力のあるブロガー(インフルエンサー)により、製品やサービスに関する情報がネット上の「口コミ」により高速かつ広範囲に伝達されることになります。
医薬品マーケティングにおいては、元来アナログの世界による「口コミ」、つまり、学会や研究会、その他の医師同士の情報交換が、大きな影響力をもっていたため、学会での講演会やセミナーが、医薬品マーケティングにおけるコミュニケーションミックスの重要な戦術の一つでした。今後も、この重要性自体が大きく低下することはありませんが、「医師ブロガー」が増えることにより、情報の伝わり方、スピードが大きく変化することが予想されます。
「口コミマーケティング」(Word of Mouth Marketing)は、「バズ・マーケティング」「バイラル・マーケティング」「インフルエンサー・マーケティング」などの様々な呼称で呼ばれていますが、今後、医薬品マーケティングにおいても、こうした潮流を視野にいれたコミュニケーションプログラムを企画し、実行することが必要になってくるでしょう。
現在、当社では「口コミマーケティング」の具体的な方法論について企画・検討しております。
具体的な手法については、あらためてご案内申し上げます。