疾患啓発のウェブサイトで使いたい!メッシュリンク構造とは?

さて、今回はSEO対策での用語「メッシュリンク構造」をとり上げます。

最近、グーグルは頻繁にアップデートを繰り返し、
その影響で多くのウェブサイトの検索順位が乱高下しています。
一時期、「外部リンク」の検索順位への影響が小さくなったようですが、
最近はまた影響が大きくなっています。

権威があるウェブサイト、人気のあるウェブサイトからリンクをもらうことはとても大切ですが、運営サイドで意図的に外部リンクを増やすことはできません。

しかし、自社が運営するウェブサイトのコンテンツ同士の「内部リンク」なら自由にリンクを貼ることが可能です。

今回はそんな内部リンクでSEO対策の効果が期待できる
「メッシュリンク構造」について。

メッシュリンク構造とは、その用語からも想像がつくと思いますが、「コンテンツ間の関連記事で、網目のようにリンクを張り巡らせる」ことです。

ディレクトリー構造の場合の内部リンクは、
「TOP→カテゴリ→各コンテンツ」
の流れでリンクを設定します。
これ自体は、ウェブサイトの構造を正確にグーグルに伝えるために大切です。

しかし、カテゴリが増えたりコンテンツが増えると
ユーザーがウェブサイト内で他の関連テーマの記事にたどり着くのが
難しくなります。

それを解決するのが、メッシュリンク構造です。

具体的には、あるテーマの記事内で、他のテーマを表す言葉がでてきたら、
それをアンカーテキストにしてリンクを貼ることです。
例えば、「IBS(過敏性腸症候群)の原因と治療」というコンテンツがあるとすれば、その文中に登場する「便秘」や「下痢」という言葉にアンカーリンクさせて、「下痢の原因と治療」や「便秘の原因と治療」のコンテンツへ飛べるようにするのです。
もちろん、ウェブサイト内に「下痢の原因と治療」や「便秘の原因と治療」のコンテンツがあることが前提です。

また、「ランキング」「人気記事」「オススメ」「最新記事」などの
ナビゲーションを用意すれば、ウェブサイト内でメッシュリンク構造が
生まれます。

他には、同じテーマでも「コラム」のような切り口を変えた記事を作って、
正規の記事と相互に内部リンクを貼ることも良い方法です。
例えば、当社で実施している方法ですが、
書籍紹介とコンテンツをリンクさせる方法があります。

「皮膚常在菌ビューティ! 川上愛子」という書籍紹介の記事と
「皮膚常在菌の種類と働きを知って一歩進んだエイジングケア!」は、
「皮膚常在菌」というテーマが共通なので、
相互にリンクを貼る事を考えています。

https://eijingukea.nahls.co.jp/bookreview/hifujouzaikin-beauty/

https://eijingukea.nahls.co.jp/mechanism/hyouhi-jyouzaikin/g/

メッシュリンク構造が有効な理由としては、

・リンクを張り巡らせることでグーグルにクローリングされやすくなる

・ユーザーが自由にコンテンツを行き来できてページビューが増える

・ユーザーの利便性が高まり、直帰率が減る

・コンテンツを増やすことで、テキスト量が増えウェブサイト自体の評価が高まる

などです。

メッシュリンク構造は運営者サイドでコントロール可能ですし、
比較的簡単に行えます。
自社の疾患啓発サイトやDTCマーケティング用のサイトのコンテンツに
適用してはいかがでしょうか?

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。