さて、前回は、SEO対策がモバイルファーストに大きくシフトすることを取り上げました。
今回は、スマートフォンのウェブサイトをどうすべきかのポイントを整理します。
製薬企業のモバイルサイトは、DTCマーケティングの一般向け・患者さん向けサイトを運営しているところが少なく、今後しっかりと対応することが望まれます。
1)ウェブサイトの構造的なポイント
グーグルが推奨する基本的な対策は、レスポンシブデザインです。
最近では、レスポンシブデザインの対策ができているサイトが多いので、
既に対応済みのサイトも多いと思います。
もし、まだなら早急に対策することが大切です。
もう1つは、「動的な配信」です。
PCでもスマホでも同じURLを使用して、
ユーザーが使うデバイスごとに見せるページを変える方法です。
つまり、PCとスマホで別のサイトを作る方法です。
PCのページのデザインが複雑で、レスポンシブで対応すると見づらい場合は、
こちらの手段を使うことになります。
ただし、コンテンツ量を減らすとマイナス評価になるので、
アコーディオンやタブといったスマホで使う手法で、見せ方を工夫しながら、
情報量をPCと同等にすることが必要です。
2)コンテンツに関して
さらに、PCページ以上にスマホ向けコンテンツの企画にも取り組むことが求められます。
ご存知の通り、スマホでウェブサイトを見る場合は、
電車、駅、店など外出先で閲覧するケースが多いので、
「熟読」するより「パッと見てわかる」ことや「最新情報が見れる」ことが大切です。
そのため、
1.ニュース性のあるコンテンツを盛り込む
2.更新を頻繁にするとともに、更新日を記載する
3.フェイスブックやインスタグラムなどSNSとも相性の良いコンテンツを盛り込む
などが大切です。
今後は、PCよりもスマホでの閲覧の割合が一層高まることが予想される中、
ますますスマホでのSEO対策が重要になりますね。
このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。