医薬品マーケティングに応用可能!?プレイアブル広告とは?

さて、今回はゲームのアプリの販売促進のための広告として最近話題になっている「プレイアブル広告」を取り上げます。
プレイアブル広告は、スマホ向けゲームアプリを「体験=プレイできる」広告のことです。

具体的には、見込み客であるユーザーがゲームのアプリをブラウザーまたは他のアプリ内で無償で数十秒間無料で見れるような広告です。
広告の課金としては、ユーザーがプレイをした段階で課金が発生する「C2P(Click to Play)」方式を採用している場合が多いようです。

従来は、アプリの広告もバナー広告やネイティブ広告など「閲覧」した後にアプリのダウンロード画面に遷移するような広告が中心でした。
しかし、これだけではユーザーがどんなアプリなのかダウンロードするまでわからないことから効果が十分ではなかったのです。
そのため、アプリに他の人気ゲームのアイテムなどを「おまけ」として販売する施策が多かったのです。

一方、プレイアブル広告は、実際に「使ってもらってから」からの販売なので、本当に興味のあるユーザーを獲得できる可能性が高まったのです。

こうした新たな手法が注目を浴び、プレイアブル広告を提供する企業が急増しているようです。

ここで大切なキーワードは、やはり「体験」です。
広告の中に「体験」が入ることで、サービス内容の理解が深まり、

・販売の転換率
・販売後のゲームアプリの使用頻度

が高まることがポイントです。

製薬企業においては、医療従事者向けのアクセス数アップやメルマガ開封率のアップで苦戦されているケースもあるようです。
そんなとき、「体験」できる何かを提供することで活性化の引き金になる可能性もあるのではないでしょうか。

プレイアブル広告自体は、直接、医薬品マーケティングで活用できるものではありませんが、この手法の根幹となる価値そのものは活かせるのではないかと考えます。

この記事が、医薬品マーケティングやDTCマーケティングのお役に立てれば幸いです。