今回から「コンテンツマーケティングによるSEOとDTCマーケティング」をシリーズで連載します。
こちらで取り上げる内容は、今後、当社が実際にある製品のマーケティングのために実践する方法です。
医療用医薬品ではありませんが、35歳以上の女性をターゲットにした製品の通信販売の販売促進のためのコンテンツマーケティングです。
この方法は、医師向けの医薬品マーケティングでは制約もありますが、DTCマーケティングで応用可能です。
・マスメディアなどへの広告を使わず、地道に少しずつ成果を得たい
・大きな予算はかけられないが、手間はかかっても良いので、継続的に成果を得たい
という場合は、効果的です。
公開可能な範囲でケースを示しながら、どのようにDTCマーケティングに応用するかを説明していきます。
方法論としては、
1) 「ワードプレス」を使い、目的とする領域のコンテンツを継続的に蓄積・更新されるウェブサイトを運用します。
2) SEOを行うためのキーワードを様々な分析ツールで事前に分析し、有効なキーワードを選定します。
3) そのキーワードを含むコンテンツを、グーグルが望む最適な構造で文章化する。
4) 検索による自然流入を増加させることで、「広告」を使わないで効果的なコンバージョン(成果=売上)を得る。
つまり、
・「広告費」は一切使わず
・手間暇をかけてコンテンツを継続的に配信し
・グーグルにそれを認めてもらって、決めたキーワードで上位表示(5位以内)させ
・クリック率とクリック数を向上させ
・成果(当社のケースは、「製品の売上」)をあげる
ことを狙う手法です。
これを実践するために使う主なツールは
・ワードプレス
・グーグルサジェスト
・キーワードプランナー
・グーグルトレンド
・シミラーウェブ
などです。
今回は、簡単にワードプレスについて紹介します。
ワードプレスとは、無料で使えるオープンソースのブログソフトのことです。HTMLとCSSに加え、PHPと呼ばれる言語やコンテンツデータを格納するために、MySQLというデータベースを使用します。
しかし、幸いにもこれらの専門知識がなくても、運用が可能です。なぜなら、管理画面において、簡単に作成や設定できることが多い仕組みになっているからです。
・SEOがコンテンツ中心になってきている
・コンテンツの更新や運用が簡単
であることから、コンテンツマーケティングを展開するにあたり、ワードプレスを使ってウェブを運用する企業が増えてきています。今後のウェブマーケティングにおいては、非常に有用なソフトの1つだと思います。