コンテンツマーケティングによるSEOとDTCマーケティング-Part 10

さて、今回は、「コンテンツマーケティングによるSEOとDTCマーケティング」のPart 10です。

過去3回、コンテンツマーケティングの中核である「コンテンツ」について取り上げています。そこでの鍵が「キーワードを含むコンテンツを Google が望む最適な構造で文章化する」です。

前回は「URL」もSEO対策でとても重要で、表示順位に影響を与えること、そして、SEOを意識したURLは、「ローマ字表記」で作成することがポイントの1つであることを説明しました。

今回は、コンテンツの「要約文」を取り上げます。要約文とは、Google で検索するとタイトルの下に100文字前後で表示される検結果の説明文です。

コンテンツのタイトルも大切ですが、この要約文も同様に大切です。

それは、多くの検索者は、タイトルとこの要約文を読んで、クリックするかどうかを決めるからです。

つまり、要約文は、CTR(Click trough Rate)に影響を及ぼすのです。

今回、要約文作成のポイントを取り上げます。

要約文は、そのコンテンツの概要を説明するもので、目的は、「そのコンテンツを読む気になってもらう」ことです。

また、表示される文字数の制約(124文字)があるので、その範囲内で上手にまとめることがポイントです。

そのポイントとは、

1)検索キーワードを最低1つは含める
2)読んで欲しい読者を明確にする
3)その対象読者に読む価値を端的に伝える

ことです。

さらに、記事タイトルを繰り返すような文章を挿入することもポイントの1つです。

例えば、便秘に関するウェブサイトで、便秘で医療機関を受診すべきコンテンツの記事「放置しては危険な便秘とは?」というコンテンツのタイトルをつけた場合の要約文を考えてみましょう。

「放置しては危険な便秘とは、どんなタイプの便秘でしょうか?この記事は、便秘でお悩みの女性のために、医療機関を受診した方が望ましいケースを専門医の解説していただきます。5分でわかる内容なので、是非、一度、チェックしてみてください。」

が1つの例です。

1)「便秘」というキーワードが、3つ入っています。(無理に3つは不要で、1つでも問題ありません)
2)読んでいただきたい方は、「便秘で悩んでいる女性」なのでそれも明示しています。
3)「専門医」「5分でわかる」などの言葉で、信頼性と簡単であることを訴求しています。

また、要約文の冒頭はタイトルと重複する文章にし、124文字以内に収めています。

DTCマーケティングで展開する疾患啓発のコンテンツは、ターゲットとなる患者さんにしっかり読んでいただくことがポイントです。

そのためには、タイトルに加えて要約文も大切です。

コンテンツそのものを活かすためにも、要約文作成にも留意いただければ幸いです。