さて、今回は「コンテンツマーケティングによるSEOとDTCマーケティング」のPart 14です。
過去7回、コンテンツマーケティングの中核である「コンテンツ」について取り上げ、「コンテンツそのものを、どう戦略的に書く準備をするか」のポイントをお示しいたしました。
DTCマーケティングにおけるSEOのためのコンテンツとは、
● お客様が読みたいと考えていて
● 自社は提供できるけど
● 競合他社は提供できない
ユニークなコンテンツを、グーグルサジェストとキーワードプランナーを使い、しっかり分析して企画することでした。
前回は「便秘」を例に具体的な事例をご覧いただきました。
そして、コンテンツの文章を作る際、タイトルや始めとまとめのパラグラフに、意識的にキーワードを入れると有効である。それ以外のパートは、そのキーワードを含むテーマについて文章を書くわけですから、意識しなくともある程度の量のキーワードが全体に含まれるといったことをご説明しました。
今回は、簡単にコンテンツのSEO的要素をチェックできる無料ツールをご紹介します。
グーグルが発表しているわけではありませんが、SEOの専門家が様々な事例を解析したところ、全体の文章に対するキーワードの出現率が、SEOの評価の決める要素になっているようです。
あくまで目安ですが、SEOで上位表示を狙いたい場合、キーワードの出現率は、
テーマのトップページで4~7%程度
テーマのサブページ(トップページ直下)で2~5%程度、
と言われています。
ただ、この数値を意識して文章を書くことは現実的でありませんし、文章がいびつになるので、その必要もないと思います。しかし、書き終えた後にチェックできれば便利ですね。
また、過度に出現率が多いと「意図的に上位標示を狙ったウェブサイト」とグーグルが認識して、ペナルティを課すことがあります。その上限が8%程度ではないかと言われています。
文字数を自分でカウントしてチェックするのは面倒な作業ですが、実は、無料でチェックできるツールがあります。それが、「ファンキーレイティング」です。
完成したページはそのURLを、まだ、作成中の文章は、テキストを貼り付ければ、キーワードの出現率を計算してくれる大変便利なツールです。
今、医薬品マーケティングで、DTCマーケティングを行う際、無料または低コストでもできることがたくさんあります。
市場調査から企画・実践まで「PC1台とインターネット環境」さえあれば、成果を上げることができるのです。
是非、取り組んでみて頂ければ幸いです。