さて、今回は「コンテンツマーケティングによるSEOとDTCマーケティング」のPart 15です。
過去8回、コンテンツマーケティングの中核である「コンテンツ」について取り上げています。
今回は、競合調査を行う上での便利なツールをご紹介します。
これまで説明した方法で、頑張ってコンテンツを企画・制作しても、競合が強すぎれば上位表示は難しくなります。
医薬品マーケティングでも、DTCマーケティングでも、自社・顧客・競合の3C分析は必要ですから、コンテンツマーケティングでも、同じく「競合のコンテンツの強さ」をSEOの視点で把握しておくことが重要です。
実は、いとも簡単にコンテンツの競合分析ができてしまう便利なツールがあります。しかも、無料で使えるのです。
それは、「ファンキーライバル」です。
http://funmaker.jp/seo/funkeyrival/
今、お示ししたURLをクリックして、自分たちがコンテンツの企画・制作で上位表示を狙いたいキーワードを入れるだけです。
そうすると、棒グラフでそれぞれのキーワードの競合の強さを視覚的に表示してくれます。そして、上位表示される競合ウェブサイトが、3つのキーワードごとに1位から10位まで表示されます。
その上、ページランクやインデックス数、運用歴までも教えてくれるのです。
例えば、自社で「糖尿病」の疾患啓発サイトを企画・制作し、DTCマーケティングに取り組みたいと考えてみましょう。
そんな場合、「患者さん」や「病院へ行ったほうがよいかな?」と糖尿病が気になっている方が、どのようなキーワードで検索するかを想像すれば良いのです。
例えば、「糖尿病」「糖尿病 病院」「糖尿病 大阪市西区」「糖尿病 薬」などが考えられますね。
それらを「ファンキーライバル」の画面から入力すればよいだけです。3つ以上キーワードがある場合は、2回、3回に分けて入力します。
今、お示ししたキーワードで試してみて下さい。
結果は、いかがだったでしょうか?
もし、ご自身が糖尿病治療薬のプロダクトマネジャーで、今から新製品を出すとしたら、コンテンツマーケティングによるDTCマーケティングをやるべきか?否か?
このシリーズで紹介した「市場調査」、つまり、「顧客調査」と併せて考えると「答え」は明らかです。
このように、コンテンツマーケティングで、DTCマーケティングに取り組むための環境はかなり整っています。
是非、自社の疾患領域でコンテンツを考える場合は、こうしたツールをうまく活用してみてはいかがでしょうか?