コンテンツマーケティングによるSEOとDTCマーケティング-Part 8

さて、今回は「コンテンツマーケティングによるSEOとDTCマーケティング」のPart 8です。

前回から、コンテンツマーケティングの中核である「コンテンツ」について取り上げていますそこでの鍵が「キーワードを含むコンテンツをグーグルが望む最適な構造で文章化する」です。

最近の傾向として、

● 外部リンクの重要度の低下
● ウェブ全体ではなくページ単位を評価

となってきた中で、「検索するユーザーの意図を十分理解したコンテンツを作成すること」が大切であることを、前回お伝えしました。

今回は、「検索するユーザーの意図を十分理解したコンテンツとは何か?」を取り上げます。

DTCマーケティングを考えるために、疾患の事例で考えてみましょう。

「便秘 病院 大阪市」と検索する人は、どんな人でしょうか?おそらくは、「便秘でかなり悩んでいて、病院で受診しようと考えている、大阪市在住の人」ですね。

そうであれば、検索結果にでてきて欲しい情報は、大阪市にある便秘の診療の専門医がいる病院のリストや専門医の紹介などですね。

このように、検索しているユーザーの心理を読んで、そのニーズに応えるコンテンツが「検索するユーザーの意図を十分理解したコンテンツ」です。

ユーザー側からは「検索したワードで自分の目的が得られること」が大切です。一方、コンテンツを掲載する側としては「コンテンツと一致するワードで検索された場合、そのコンテンツが上位表示される」ことで、目的が達せられます。

つまり、コンテンツの作成に際しては、検索ワードとコンテンツの内容の一致と上位表示を同時に実現することが求められるのです。そのためには、いくつかのテクニカルなポイントがあるのです。

その要素は、コンテンツの

1) タイトル文
2) 掲載されたURL
3) 要約文
4) コンテンツそのもの
5) 検索表示アイコン

の5つです。
これら一つひとつにテクニカルなポイントがあります。

今回は、1)の「タイトル文」を取り上げます。

SEO対策において、タイトル文は極めて重要です。それは、そのタイトル文が「クリック率」にも影響を与えるからです。

いくら上位表示されても、クリックされなければ意味がありませんから、上位表示対策とクリック対策の2つを同時に実現する必要があります。

タイトル文の作り方のポイントは

1.必ず検索ワードをタイトル文に含める
2.自然な日本語で短めの文章
3.疑問文の方がクリックされやすい
4.注意をひく言葉や要素をうまく使う

です。

先ほどの「便秘 病院 大阪市」の場合ですと、コンテンツを表示する際のタイトルの一例は、
「2015年版地域別 便秘専門医がいる病院は? 大阪市編」です。

もし、「便秘でかなり悩んでいて、病院に行きたいと考えている、大阪市在住の方」が、実際に病院を探しているなら、クリックする可能性が高いのではないでしょうか?

1)「便秘」「病院」「大阪市」のキーワードを含めている
実際には、便秘専門医はその数が少なく、「消化器内科」などが正しいかもしれませんが、意図的に「便秘専門医」とします。

2)それほど不自然な文章ではないと思います。
「病院は?」が少し不自然なので、「便秘専門医がいる病院」でもよいと思います。

3)今回は、一例として疑問系の「?」を使っています。
これは、絶対的ではないのですが、人間の心理としては「?」があったほうがクリックしやすいので、できれば使った方がよいです。

4)「2015年版」=最新であることを、具体的な年度で伝えています。
ここは、「注目」「最新」「●●の5つ理由」「●●の新事実」などの言葉です。

タイトル1つも、このように4つのポイントを意識して作れば、上位表示の可能性とクリック率を挙げることができます。

SEO対策の第一歩は、それぞれのコンテンツの「タイトル文」であることを意識していただけければ幸いです。