さて、今回は「コンテンツマーケティングによるSEOとDTCマーケティング」のPart 9です。
過去2回、コンテンツマーケティングの中核である「コンテンツ」について取り上げています。
そこでの鍵が「キーワードを含むコンテンツを、グーグルが望む最適な構造で文章化する」です。
前回は、コンテンツそのものに先立ってタイトル文の作り方について取り上げました。
タイトル文の作り方のポイントは
1)必ず検索ワードをタイトル文に含める
2)自然な日本語で短めの文章
3)疑問系の方がクリックされやすい
4)注意をひく言葉や要素をうまく使う
でした。
今回は「URL」について取り上げます。
URLって、SEOと何か関係があるの?と思う方も多いでしょう。実は、SEO対策において大変重要で、表示順位に影響を与えるのです。
また、URLは一度決めると変更することが難しいので、慎重に決める必要があります。
ポイントは、日本語コンテンツを掲載するウェブサイトでは、URLを英語にするのは、SEOの観点からは望ましくありません。
例えば、「エイジングケア」関連のウェブサイトを開設することを考えてみましょう。
SEOを意識しなければ、「エイジングケア」は、英語で「aging care」なので、
http://aging-care/○○/
などとしてしまいそうですが、これでは、上位表示の可能性が下がります。
SEOを意識したURLは、「ローマ字表記」で作成することが正解なのです。
したがって、エイジングケアのウェブサイトなら、
http://eijingukea/○○/
とする方が良いのです。また、単語をつなげる場合はハイフン「‐」を使います。
DTCマーケティングで活用するウェブサイトを例に考えて見ましょう。
「糖尿病」のウェブサイトの場合、ここでURLに「Diabetes」を使うのはSEO上はよくありません。
「tonyoubyou」
「tonyobyou」
「tonyobyo」
などが選択肢です。
「とうにょうびょう」などの場合は、「o」が良いのか「ou」が良いのか迷うところです。
こんな時の答えは「グーグルに聞く」ことでわかります。実際に、この3つをグーグルの検索窓から打ち込んで検索結果を確認すればよいのです。
「tonyoubyou」と入力すれば、「もしかして糖尿病」と表示されます。
「tonyobyou」と入力すれば、「tonyobyoで検索しています」と表示されます。
「tonyobyo」と入力すれば、何も表示されず、グーグルは「糖尿病」で検索していることを理解して、「糖尿病」に関連する検索結果を表示してくれます。
したがって、答えは「tonyobyo」です。
この工夫は、グーグルの基本言語が「英語」であることから必要になっています。
あまり知られていないことですが、URLを作る際も、このようなちょっとした工夫で上位表示の可能性が高まりますので、是非、覚えておいていただければ幸いです。