疾患啓発サイトでは動画を有効活用することがSEOには大切

前々回からグーグルが強化している「ユニバーサルサーチ」をとり上げています。

ユニバーサルサーチ(Universal Search)では、DTCマーケティングに活用される疾患啓発サイトと関係が深いのが画像と動画です。

前回は、画像を疾患啓発サイトの上位表示に活かすための方法をご紹介しました。

今回は、動画を疾患啓発サイトの上位表示に活かすための方法をご紹介します。

ご存知の方も多いと思いますが、動画で最大のYouTubeは、Googleの一部門です。
そのため、2015年前後からYouTube動画を検索結果の上位に表示することが増えてきました。

YouTubeの動画のタイトルに、上位表示させたいキーワードを含めることで、その動画が比較的上位に表示されるようになったのです。

その理由は、まだ動画コンテンツがそれほど多くない状況だったため、GoogleがYouTubeを広く認知させたい意図があったと考えられています。

しかし、最近では以前に比べると動画の数も増えてきましたし、同じテーマの動画もたくさんあります。

疾患啓発などの医学・薬学系のウェブサイトであっても、文字だけより動画を豊富に使った方が、ユーザーにとってわかりやすいことは言うまでもありません。

そのため、医薬品企業も医療従事者向けサイトや疾患啓発サイトでも動画を豊富に使うようになってきました。

そんな中、SEOに効果的な動画はどのように制作・編集すれば良いのでしょうか?

ポイントは次のとおりです。

●自社の規定が許せば、動画をYouTubeにアップする
その際は、上位表示させたいキーワードをタイトルや紹介文に含める

●難しい病気の話でも専門家である医師がわかりやすい平易な言葉で解説した動画を作る

●検査や手術など動きのあるものをわかりやすい動画で示す

●視聴回数を増やすために動画をSNSをはじめとする他のメディアにも貼り付けて露出を高める

●動画を掲載したウェブページに、動画と関連するタイトルタグ、要約文を含める

1つ1つの動画に上記のような工夫を加えることで、検索結果での上位表示の可能性が高まるのです。

グーグルがユニバーサルサーチを用いている状況下では、SEOを行うには画像対策に加えて、動画対策を行うことも大切です。
医薬品のDTCマーケティングも例外ではありません。

この機会に自社の患者さん向けサイトや疾患啓発サイトの動画に注力してみてはいかがでしょうか?

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。