スマートスピーカーで、医薬品マーケティングに革命が!

今回のテーマは、今後の医薬品マーケティングに革命を起こす可能性のある
「スマートスピーカー」です。

スマートスピーカーは、AIスピーカーとも呼ばれます。

スマートスピーカーとは、ネット上に置かれた
クラウド型AI(人工知能)であるAIアシスタントが利用可能な、
音声や言語を認識して何らかの反応を返すスピーカーのことです。

例えば、
「『○○○○』という番組を見たい!」
「『××××』という楽曲を聞きたい!」
とスピーカーに話しかければ、自動的にテレビやプレイヤーのスイッチを
オンにしてその要望に応えてくれます。

これは、PCやスマホのように「手」を使うのではなく、
「音声」のみで操作できることが画期的です。

今までAIアシスタントはスマートフォンに搭載され、
ちょっとした操作や調べ物などに利用されてきました。
しかし、今では「スピーカー単体」として登場したのです。
部屋にスマートスピーカーを置いて、口頭で要望を伝えれば、
つながっている家電などが思いのままになるのです。

もちろん、できることとしては、

●番組を見たり音楽を聴く
●家電と連携してスイッチのオン/オフや操作を行う
●音声でメモ入力して記憶させる
●検索エンジンと連携し口頭で検索する

などで、全てが思いどおりになるわけではありません。
それでも、これらが画面をタッチしたり、キーボードを叩くことなく、
声だけでできるのはとても便利なのではないでしょうか。

日本では、LINEの「Clova WAVE」や、グーグルの「Google Homeシリーズ」が既に発売されていましたが、11月15日にAmazonのスマートスピーカー「Amazon Echoシリーズ」が発売されました。

まだ市場で言えば導入期ですが、製品の機能的な課題や
インターネットとの連携にも課題はあります。

しかし、今後さらに進化すれば、スマートフォンが急激に普及したように、
スマートスピーカーが各家庭やオフィスに普及する可能性があります。

操作が「手」から「声」に変わることで、スマートスピーカーは、
ユーザーインターフェース革命とも言われています。
今後、家庭だけでなくオフィスや医療現場に普及すれば、
マーケティングのあり方が大きな変革を伴う可能性もあります。

医薬品マーケティングも例外ではありません。

たとえば、医療者の情報を求める「音声」に
スマホ画面から必要な情報を届けることが、
医薬品マーケティングでも必須になる可能性もあります。

新しい技術は、常に新たなマーケティング手段の可能性の扉を開くのだと思います。

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。