さて、前回はマニアックなSEO関連の用語「強調スニペット」とは何かをご紹介しました。
強調スニペットとは、自然検索結果1位よりも上の0位として表示されるスニペットでした。
これが実現できるとアクセスアップが期待できるので
最近、SEO業界でも注目されています。
絶対に強調スニペットで表示できるという方法はありませんが、
その確率を高める方法はあります。
前回、お伝えしたとおり、強調スニペットに表示されるコンテンツはあくまでGoogleが決定するものです。
ですから、100%確実な方法はありません。
しかし、強調スニペットとして表示させるウェブサイトには共通点があります。
今回は、そんな方法をご紹介します。
その大きなポイントは、3つです。
1)タイトルのつけ方
・○○とは? ○○の意味?
・××の価格、××の料金
など、質問や検索ユーザーが知りたいと思うような意図を持つタイトルが強調スニペットとして表示されるウェブサイトにはたくさんあります。
ですから、今、挙げたような記事タイトルにすると可能性が高まります。
2)コンテンツの内容
より大切なのはコンテンツの内容です。
強調スニペットは、検索ユーザーの「質問」に対する「回答」です。
回答は、質問に対する必要かつ十分な内容であることが大切です。
わかりやすさ、網羅性、最新の情報であること、正確であることが求められます。
ポイントとしては、次のとおりです。
・質問と回答の両方をコンテンツに書いたり、章立てを質問形式にする
(○○の原因は? ○○の症状は?)
・可能な限り推論的な表現を避け、言い切る。
(「思う」「考えられる」より「である」「です」)
・文字数の目安としては1500文字以上、医療や健康系なら倍を目安とする。
・回答と関連する画像を、回答付近に設置する
3)コンテンツの構造
Googleは、人ではなくプログラムで強調スニペットを選んでいます。
ですから、Googlebotにページやサイトを正しくクロールしてもらえるような構造にすることが必要です。
いわゆるSEOの内部対策がしっかりとできていることが大切なのです。
ポイントしては、次のとおりです。
・見出し構造が最適化されている
・表はTableタグ、リストは対応するリストタグなど、htmlが正しい形で記述されている
・構造化マークアップができている
これ以外でも、表示速度やSNSなどからの検索流入の多さも影響があるようです。
医薬品においてもDTCマーケティングを広告だけに頼らず、
疾患啓発サイトによるコンテンツマーケティングで進めることも必要です。
今回、ご紹介した方法は地味な施策ですが、
SEOのための施策を1つ1つチェックすることで、
最終的にはアクセスアップに伴いDTCマーケティングの成功につながります。
ぜひ、強調スニペットにも挑戦してはいかがでしょうか?
このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。