医薬品マーケティングでこそ!ソーシャルグッドコンテンツとは?

さて、今週は「ソーシャルグッドコンテンツ」を取り上げます。

ここ数年、取り上げられる言葉に「ソーシャルグッド」というものあります。
ソーシャルグッドとは、社会貢献の活動支援や促進に関するすべての取り組みや
呼びかけの総称で、とても広い範囲で使われる言葉です。

ソーシャルグッドには、災害時の寄付やボランティア、発展途上国への支援や障害者支援、
地域のボランティア活動なども含まれるようです。
こうした活動のPRや広告は、ソーシャルメディアを通して行われることで、
世界中に広まることがあります。

こうした状況の中、社会に対する貢献の大切さへの意識の高まりと
ソーシャルメディアの発展を背景に生まれた言葉が、ソーシャルグッドコンテンツです。

ソーシャルグッドコンテンツは、一言でいえば、社会貢献につながるコンテンツのことです。

企業がソーシャルメディアを使ってCSR的なコンテンツを発信したことが、
大きく取り上げられたり、世界中に拡散することで、
結果的に企業PRに大きな成果をもたらした事例も出てきました。

そんな中で、マーケティングの手法として
「ソーシャルグッドコンテンツ」と言う言葉が広まりました。

ソーシャルメディアが広まっていることから、
「ソーシャルグッドコンテンツ」の「ソーシャル」は「ソーシャルメディア」のことと思われがちですが、
本来の意味は「ソーシャル=現実の社会」です。
しかし、具体事例は「ソーシャルメディアを使った社会貢献できる動画コンテンツ」が多いようです。

例えば、下記のようなものがあります。

●食べ残した“ピザの耳”を活用!飢えに苦しむ鳥を救う、ドミノ・ピザの事例
http://adgang.jp/2016/07/128507.html

●2016年リオ パラリンピックの事例
https://www.youtube.com/watch?v=IocLkk3aYlk

●「国連女性に対する暴力撤廃の国際デー」におけるベネトンの事例
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000010082.html

これらは、社会貢献への価値とクリエイティブの卓越性が融合することで、
共感や感動が伝わるように設計されています。
医薬品事業は、社会的価値が高いので、
ソーシャルグッドコンテンツとは相性の良いものだと思います。

今後、医薬品マーケティングやDTCマーケティングにおいても、
社会貢献価値とクリエイティブを融合させることで、
「ソーシャルグッドコンテンツ」を企画しても面白いのではないでしょうか。

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。