- 今回は、ウェブサイトのアクセスの評価(アクセス解析)でよく使う2つの言葉を解説してみようと思います。
「ユニークユーザー数」と「ページビュー」は、ウェブサイトの「媒体としての価値」を評価する代表的な指標です。
ウェブサイトの運営責任者やウェブマーケティングの実務を担当される方は、よくご存知の言葉ですが、時々、混同されるケースもあります。まず、ユニークユーザー数ですが、一定期間にウェブサイトに訪れた「重複のないユーザーの人数」のことであり、「ユニークユーザ数1日200人」といえば、「そのウェブサイトに訪問した人が1日に200人いる」ことを意味し、ユーザーが、ウェブサイトを何ページ見ようと、一旦、そのウェブサイトを離れて再びアクセスしても重複してカウントされません。
次に、「ページビュー」ですが、「そのウェブサイト内で、どれだけのページを見たか」ということです。
1日に1500ページビューであれば、そのウェブサイトの「ユニークユーザー数」とは関係なく、トータルで1500ページにアクセスしたことを意味します。例えば、
Aさんは、当社のウェブサイトのトップページ(1ページ)にアクセスし、サービスのページを3ページとレポートのページを4ページ閲覧されたとします。
また、Bさんがトップページ(1ページ)のみアクセスされたとして、その場合の「ページビュー」は 1+3+4+1=9 というように計算します。
さて、これら2つの指標の意義ですが、ともにウェブサイトの量的な媒体価値をあらわします。
ユニークユーザー数は、主にウェブサイトの「集客力」をあらわし、「ページビュー」は、主に「コンテンツ力」をあらわします。
ウェブサイトへの広告を検討する場合は、この2つの指標が量的な判断材料になります。医薬品マーケティングにおいても、医療・医薬系ポータルサイトへ自社のサイトの広告を出稿する場合、最低限でも、この2つの指標をチェックする必要があります。
また、自社で運営されているウェブサイトの評価やアクセス解析も、この2つが最も基本的な指標となります。この2つ以外に、ウェブサイトの質的な媒体価値を図る指標やより精緻な評価を行う指標がいくつかありますので、今後、それらについても解説させていただきます。
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