さて、今回のテーマは「XMLサイトマップ」です。
現在は、多くの業界や企業が取り組んでいるコンテンツマーケティング。
ユーザーにとって役立つ記事をたくさん掲載することで、検索順位を上げ、自社製品や自社サービスの認知や購入につなげる手法です。
医薬品業界でも患者さん向けの疾患啓発サイトの拡充は、コンテンツマーケティングの1つです。
今や多くの製薬企業では自社が注力している疾患領域の患者さん向けのサイトで、コンテンツを継続的に配信しています。
そんなウェブサイトは、ユーザーに閲覧してもらうことや内容を知ってもらうことが大切です。
それ以外に大切なことが、サイトの構造をGoogleのクローラーに正しく理解してもらうことです。
そのために必要なのが、XMLサイトマップです。
サイトマップとは今や多くの方がご存知だと思いますが、サイトのウェブページのリストを指定して、Googleや他の検索エンジンにサイトのコンテンツの構成を伝えるファイルです。
ウェブサイトを構成する各ページのURLや最終更新日などの要素がファイルに記載されます。
最新のサイトマップを、Googleや他の検索エンジンに伝えることで、クローリングしやすくさせて検索順位に好影響を与える手段となります。
XMLサイトマップとは、「XML」という言語を使って作ったサイトマップです。
XMLとは「Extensible Markup Language」の略です。
日本語では「拡張可能なマークアップ言語」と訳されます。
XMLは、インターネット上で使用される各種技術の標準化推進団体である、W3C(World Wide Web Consortium)によるオープンな規格で、誰もが使用可能です。
この言語は拡張性が高く、あらゆるコンピュータシステムへの適応が可能であることから、HTMLに代わって主流のマークアップ言語となっています。
もう1つの特徴は、HTMLが人間にとって情報をわかりやすく表示することに適しているのに対して、XMLはシステムやマシンに情報をわかりやすく、効率よく伝えることに適していることです。
ですから、多くのコンテンツがあり更新頻度が高いウェブサイトでは、SEO対策としてXMLサイトマップを作る方が有利なのです。
時々、コンテンツの拡充に目を奪われて、サイトマップまで意識が回らないこともあるようですが、XMLサイトマップもコンテンツマーケティングにおける1つの大切な要素なのです。
一度、DTCマーケティングの効率化のために、自社の疾患啓発サイトがXMLサイトマップを作っているか、チェックしてみてはいかがでしょうか?
このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。